都市公園の管理

国営ひたち海浜公園

国営ひたち海浜公園1

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主な業務実績

業務期間

平成03年10月~平成22年05月
平成25年04月~平成31年01月(常陸公園マネジメント共同体)
平成31年02月~【現在管理運営中】

新しい花風景を追及し、世界から注目を集める「花の公園」に

公園の供用面積拡大に合わせ大規模な花修景を順次展開し、「花の公園」としての地位を確立。
平成5年から“スイセン”、平成12年には“チューリップ”と、公園の立地環境を生かして松林の林床に大規模花修景を展開。平成14年には、公共工事の建設発生土を積み上げて造成した「みはらしの丘」に、大規模花修景の花材としては一般的でなかったネモフィラを他に先駆けて導入しました。平成19年度からは、他ではまだ見たことの無い植物材料を使用したオリジナル花修景として、紅葉する一年草“コキア”を植栽するなど、常に新しい花風景を追及しています。
試行錯誤を繰り返し品質の向上に努め、地道な広報を展開した結果、「絶景」として紹介され、SNSの拡大とともに知名度を高め、世界中から注目を集めるまでになりました。

ライトアップによりコキアを夜間の鑑賞対象へと昇華

紅葉時期に加え、夏の“緑コキア”の魅力向上を目的に、平成25年度より夜間特別開園イベント「コキアライトアップ」を開催。広大なみはらしの丘に植栽されたコキアに、毎年異なるテーマに基づいた音と光の演出を施すほか、夜間ならではの各種体験プログラムを展開。会場規模の拡大や新機材の導入、臨時駐車場の開設等、各種課題の解決に取り組み、平成28年度に約2万人だった参加者数は、平成29年度から2年連続で約5万人を超え、期待値の高いイベントとして急成長を遂げています。

協働により貴重な自然環境を保全

砂丘や樹林地、湧水地など、園内にある貴重な自然環境と生態系の保全にあたっては、専門家や教育機関、研究機関などと連携。公園のボランティアであるパークパートナーをコーディネートし、専門家・ボランティアとの協働により、“ハナハタザオ”や“オオウメガサソウ”、“オゼイトトンボ”といった希少な動植物を広く知ってもらうためのガイドツアーの開催や、生育環境の整備など保全活動に取り組んでいます。

地域のハブとなり周遊観光を促進

地域観光の課題解決、活性化を図る協議会を立ち上げ、柔軟で発展的な地域連携体制を構築。パーク&ライドなど公共交通機関の利用促進に加え、「ひたちなかフラフェスティバル」「ひたちなか・大洗・東海PRの日」「ひたちなかフェスタ」の共催等、地域周遊促進を目的としたPRイベントを開催しています。
また、「旅ドキ!ひたちTRAVEPPE(トラベッペ)」を作成し、周辺エリアの観光情報を広域に発信しているほか、「いばらきガーデン&オーチャードツーリズム」等にも積極的に参加し、より広域での相互広報やツアー誘致を図っています。

地元食材と上質なサービスで公園に新たな価値創造

平成29年に記念の森レストハウスをリニューアルし、花や緑に囲まれながら専門店の上質なサービスを誰もが気軽に味わえるカフェに。スペシャルティコーヒーを専門で扱う地元の有名珈琲店と連携し、バリスタの育成や、オリジナルブレンドコーヒーを開発しました。
また、太平洋を望むグラスハウスでは、地元で栽培された紅茶と県産果実のドライフルーツをブレンドしたナチュラルフレーバーティー「いばらきフルーツ和紅茶」を提供。“花”の魅力に加え、“食”の魅力を新たに創出しています。

公園の概要

所在地 茨城県ひたちなか市
管理面積 215.2ha
開園 平成3年開園
公式ホームページ https://hitachikaihin.jp/