一般財団法人 公園財団

2019年入団 自然共生園担当

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<入団からこれまでの経歴>
●2019年~2022年/入団1年目~4年目
 アルプスあづみの管理センター 市民協働担当
 協働者と各種イベント運営・屋内施設運営・団体利用調整

●2023年~現在/入団5年目~現在
 みちのく管理センター 自然共生園担当
 自然共生園エリア管理、環境を生かしたイベント運営


財団への志望動機


私は幼少期より生き物が好きで、学生時代も地域の観察会の補助や博物館の展示生物飼育のボランティアなどを経験してきました。沢山の人に生き物のことや、生き物の生息する環境のことに興味を持ってもらいたいと考えていたところ、公園財団では環境教育に力を入れていることを知り志望しました。
多種多様な野生生物が私たちの身の回りには暮らしていますが、彼らの営みを知るためのきっかけ作りに公園は適していると感じます。多様な方の利用する公共施設であり、なおかつ人の手を加え維持管理することで、二次的自然・自然が残されている施設であることが、公園で働きたいと考えた理由です。



現在担当している仕事内容


国営みちのく杜の湖畔公園内の「みちのく自然共生園」というエリアにおけるイベント企画運営、ボランティア活動のサポート、家畜の飼養管理をしています。
みちのく自然共生園は東北に暮らす人々の生活の中で形成された農の風景、家畜と共に維持されてきた草原植生や自然環境を再現した場所になります。その中で、昔ながらの農作業や動植物の営みの様子を来園者に伝え、楽しく学習いただくために各種プログラムを企画運営しています。また、プログラムの運営には欠かせないボランティアの皆様の活動をサポートすることも大事な業務です。農作物や野生の動植物、ヒツジ・ヤギ等家畜のことまで幅広い内容が業務の対象です。

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今後チャレンジしたいこと


「みちのく自然共生園」は来園者の利用が少ないエリアのため、それを解決するのが課題です。
みちのく自然共生園ではボランティアの皆様の保全活動により希少な野草を数多く見ることが出来ます。野草以外にも、昔ながらの方法で育てた野菜の収穫や家畜とのふれあい等、時期さえ合えばどなたが来ても一日楽しめる魅力ある場所です。
昨年度は放課後等デイサービス事業者への広報を実施したところ平年より利用が大幅に増大しました。新規で開拓した場所への広報を引き続き実施しながら、今年度はメインの地区に来園された利用者を誘導できるように、共生園の「ここが面白い!」と私も感じるポイントを様々な方法で伝えていきたいと考えています。



入団してわかった財団の魅力


公園財団が主に管理している都市公園は「都市」という言葉とは裏腹に、園内の自然環境・二次的自然が豊かな場所が多いです。一から人が作った花壇や遊具も魅力の1つですが、公園の管理業務はそれだけではないということを入団してから実感しました。
財団に入団した時は思いこそあったものの、ここまで直接的に生き物・自然に関わることが出来るとは考えておらず「少しは業務で生き物・自然のことが出来たら良いな」といった気持ちでした。
自分の想像以上に、最初に配属された長野でも、現在いる宮城でも業務として生き物・自然に関わることができて、それを支えてくれる人も内外にいて、これは入団してみないと分からない魅力でした。



学生へのメッセージ


「好きこそ物の上手なれ」と言いますが、生き物や自然が好きなことが何の役に立つか学生時代の私は良く分かっていませんでした。就活中も「自分がやりたいことを仕事としてやれる場所なんて無いのでは?」と考えるようになり、中々進路を決めることが出来ませんでした。
そんな中で公園財団に入団した私ですが、自分のやりたいこと、やるべきことが多様な業務の多くの部分で一致しました。生き物や自然の魅力を発掘したい、沢山の人に伝えたいという思いのある方も自分のスキルがきっと生かせると思います。
もちろん公園の業務は生き物・自然のことばかりではなく、様々な業務があります。その中で自分の得意なことを業務の中で生かす場面が必ずあるはずですし、そういう場面が来たら逃さずにチャレンジしてほしいです。



休日の過ごし方


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晴れている日は動植物の観察のため、海辺・湿原等に出かけることもあります。
園内に生息していない動植物を見て「これは何だろう?」と調べることも楽しいですし、園内に生息している動植物であれば、他の地域での過ごし方を観察することで、業務に活かせることがあるかもしれないと思いながら観察しています。
雨の日は自宅で飼育している魚・両生類などの手入れをしたり、生き物モチーフの雑貨を探しにいったりと、生き物が公私ともに関わり続けています。たまには、生き物から離れようと思うのですが、洋服を選ぶにも無意識に生き物柄を探しているので、一生離れられないようです。

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