公園財団について

設立趣意

設立趣意書

今日、人口と産業の急激な都市化現象に伴う社会資本の立遅れ、なかでも公園、緑地、広場等の緑とオープンスペースの欠乏は、都市の構造的な問題として生活環境に深刻な影響を与えております。

 

過密による生活環境の悪化、自動車交通の激増、公害の深刻化及び災害に対する都市の脆弱化に対処し、一方で生活水準の向上と自由時間の増加による社会的欲求の拡大多様化に応えて、国民にレクリェーション、スポーツ等の場所を提供し、健全なる心身の保持増進に寄与するための公園緑地の整備は、現代における緊急の課題とされております。

 

しかしながら、公園緑地は、整備とあいまって、いかによく維持管理され、かつ、有効に利用されるかということが重要な課題であり、公園緑地の形態に応じ、また、国民の多様な需要に応じた適切な管理運営が行われることが強く求められています。

 

このような現状に鑑み、国、地方公共団体、民間各界の協力を得て、管理運営に関する総合的な調査研究、技術開発等を行い、その成果に基づく新技術の普及、指導等を担う機関として、ここに「財団法人公園緑地管理財団」の設立を期するものであります。

昭和49年5月1日

(平成24年4月1日に「一般財団法人 公園財団」に改称しました。)